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韓国光州事件の映画「タクシー運転手~約束は海を越えて~」見た感想

2022年1月19日某日に、
VODのU-NEXTで「タクシー運転手~約束は海を越えて~」を見ました。

2017年の韓国映画で、ソン・ガンホ氏が主演。
(第72回カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞した「パラサイト-半地下の家族-」に出てた俳優)

タクシー運転手~約束は海を越えて~
1980年に韓国で実際に起こった「光州事件」の実話を基にした内容ということで。

だいぶ良かったです。

だいぶ良かったんで、簡単に感想を書いておきます。

(U-NEXTも1カ月無料なんで、その間に映画みまくれます。)

光州事件とは?

「タクシー運転手~約束は海を越えて~」の内容は、
1980年に韓国光州で実際に起こった「光州事件」を題材にしてます。

「光州事件」は簡単に言うと、
韓国で「ソウルの春」と呼ばれる民主化運動が盛り上がってる中、
軍部が「戒厳令」を出して運動を規制。

そこに対する学生・市民が光州市で戒厳令解除を求めたデモ行動に、軍部が武力鎮圧した事件です。

1980年5月18日から5月27日まで続いたとされています。

あんまり簡単に説明できなくてすいません…

1980年5月、
光州市で戒厳令解除を求めて始まった大規模な学生・市民の反政府・民主化要求行動を、
戒厳軍が武力で鎮圧し、多数の死傷者を出した事件。

光州事件 韓国
かなりの一般市民・学生が犠牲になったと想定されています。

中国で言うと「天安門事件」に当たる感じですね。

「タクシー運転手~約束は海を越えて~」の内容

映画の「タクシー運転手~約束は海を越えて~」内容は、
タクシー運転手のソン・ガンホがドイツ人記者を、
ソウルから事件が起こっている光州市までタクシーで往復させるというもの。

光州事件の際に、
実際にドイツ人記者がタクシーで光州入りしている実話があるそうで。
(映画の内容はかなりデフォルメされている。)

光州事件のヤバイ武力鎮圧の模様や、
戒厳令による光州市までの道の封鎖の様子が生々しい。

主演のタクシー運転手役・ソンガンホのキャラクターもあり、
かなりコミカルというかポップな雰囲気に作られている、と思った。

参照:「タクシー運転手~約束は海を越えて~」公式ページ

個人的な感想

光州事件って、1980年だから僕も生まれてるんですよね。
(天安門事件は1989年。)

あの時期の韓国も、かなりやばかったことを知りました。
(当時は子供だったので、そこまで意識いかず。知らされもせず)

悲惨でシリアスな光州事件の実話を題材としながらも、
ソンガンホがコミカルかつ人情味ある韓国的なおいしいキャラで、
それがストーリーをかなり面白くしてる風に思いました。

パラサイト-半地下の家族-と同じテイストに感じました。面白い。)

ソンガンホ
ソン・ガンホはかなりいい味。日本でいうと武田鉄矢的な感じでしょうか。

この手の韓国映画みると、
韓国人の気質的な部分が再びわかる感じで面白い。

僕は若かりし頃に、
韓国からこられた韓国人ばかりが働く宅配弁当屋でアルバイトしていたことがありまして。

日本人とは違った感覚の中で興味深かった思い出があります。

光州事件を通して、1980年当時の韓国の雰囲気がわかる感じだと思います。

コミカルさとシリアスさ、人情味も入ってて映画として面白いかったです。

世界はまだまだ大変な場所がある…

韓国の光州事件は1980年ということで、まだまだ古い話ではないと感じます。

他、中国や北朝鮮でも大変な話多くて、個人的にそういう事柄を知るようにしてます。

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