2022年になりました。
本年があなたにとって良い年になりますように。

で、新年早々驚きの情報をみました。

2018年に亡くなられたシンガー森田童子の血縁関係が明かされ、
しかもそのエピソードが本として発売された!!!という話。

森田童子 父親の話
参照:「僕たちの失敗」の森田童子の父親は、なんとあの人だった

森田童子は、
2020年12月23日に亡くなられた小説家・作詞家の「なかにし礼」氏の姪とのこと。

「なかにし礼」氏も随分著名な作詞家とのこと。
(すいません、僕は名前を知ってる程度の認識でした。)

僕は「森田童子」が好きで、
CDも再発版をかなり買い漁ってました。

森田童子は1970年代から1984年まで活動していたシンガーで、
1993年のテレビドラマ「高校教師」の主題歌として使われてリバイバルヒットしたんです。

高校教師 羽村先生
ドラマ「高校教師」は、かなりディープで良かったです。

主題歌で使われた森田童子「ぼくたちの失敗」がマッチしすぎて、
物語と歌の作り出す世界観が多くのファンを作ったと思います。

高校教師サントラcd
最近になって、サントラCDまで買いました。今さらながら…

ドラマ「高校教師」は、かなり良かったです。
それで森田童子を知って好きになって聴いてました。

あれから30年以上、今でも森田童子を聴き続けてます。

参照:wikipedia 「森田童子」

これまで、徹底的に謎だった森田童子。
経歴も家族関係も徹底的に謎。

ご本人も、血縁のなかにし礼氏も亡くなられ、
最後謎ときのように本「血の歌」が遺作として2021年に刊行されるとは。
(なかにし礼氏の死後に自宅から発見された未発表作品が『血の歌』)

個人的備忘録ながら、簡単に。

森田童子の謎

実は僕は以前音楽系の仕事をしていた時期があり、
その時の上司(だいぶキャリアある業界の歴戦の大物)が森田童子に会ったことがあるそうでした。

で、ちょろちょろ話を聞くも、見た目以外はやはり謎。

(「(同僚女史の)ナベちゃんに雰囲気似てる感じ」とのこと。今度また上司に会ったら改めて聞いてみよう。)

まぁ、
昭和生まれの過疎地出身の僕としては、そんなもんかと思ってました。

が、
2018年にJASRACの会報で森田童子の死去が知らせられ、根強いファンは思い出しました。
(僕はずっと日々森田童子を聴いてきてました。)

森田童子ポスター
謎過ぎる…

森田童子の歌もディープですが、経歴など一切謎なのもディープすぎて…

なかにし礼の姪ということが2022年に…

そんなわけながら、2022年1月1日元旦に飛び込んできた冒頭のネットニュースにビビったわけです。

「森田童子は、なかにし礼の姪。
なかにし礼の実兄「中西正一」が森田童子の父で次女にあたるとのこと。

その中西正一氏は放蕩生活を続けて家族に見放されてたとのこと。」

また、
なににし礼氏の自分の実話に基づく小説「兄弟」でも、
実兄・中西正一(森田童子の父)のストーリーが語られています。

関係者が死去されてから、
伝わっていくことになんとも因果を感じるわけです。

人生、ほんと色々だなぁ。

ここら辺の話の関連記事など

僕にとっては…

僕は森田童子の一リスナーなので、
どういう境遇で、どんな気持ちで、その歌がつくられたかに興味があるわけで。

そういう部分が2022年の今になってでもわかるということは、過去の答え合わせ的な感じで。

これからまた森田童子を聴く時に、
これまで以上に深く伝わってくると思います。

以下、刊行された本「血の歌」のカバー。
血の歌
ドドーンと森田童子が出てます。

アマゾンページから見れる試し読みの部分だけで、ぶっ飛んだ!!!!

「謎の歌手、森谷王子(森田童子のこと)は私の娘なのです。…」から始まる本文は、
これまでずっと見れなかった
30年くらいずっと知りたかった
森田童子の歌の背景が全部伝わってくるようでした。

以下、アマゾンのページリンクです。

試し読み部分あります。

「血の歌」読んだ感想

なかにし礼「血の歌」を通販オーダーして、届いたので早速読みました。
血の歌 なかにし礼
後書きいれても77ページの短めの単行本です。

なかにし礼の兄「中西正一(森田童子の父)」目線で書かれており、
森田童子である次女がドラマ主題歌でリバイバルブレイクしたことを、
遠くから見守りつつ自身の人生を思い返す内容になってました。

特に印象深かったのは、
5才の森田童子が父と一緒にお祭りの夜店見物をしている時に、
ころんでアイスキャンデーの棒を喉に刺して大怪我した話でした。

貧困な状況で唯一買ってもらったアイスキャンデーを、
喉に刺して大出血しても舐め続けていた中西正一の次女。

もはやアイスキャンデーのメロン味でなく、血の味なはず。

そんな描写を読んで、胸が苦しくなりました。
(森田童子は、気管支がずっと弱く持病があったそうです。)

リバイバルヒット曲「ぼくたちの失敗」の歌詞の解釈も、
本書なりのものが描写されていました。

森田童子がデビューしていく経緯も少し。
次女(森田童子)が著者なかにし礼の家と離散後のことも触れられていました。
(中野の家をでて、恋人と同棲することになった、という描写でした。)

森田童子の歌が好きな僕には、
長年気になっていた部分が解明されて、納得いった気持ちになりました。

また、
「やっぱりそうかぁ」というなんともやるせない気持ちも同時にあります。

森田童子、本当に哀しさを背負って生きて逝かれたんだなぁ、と。

森田童子

個人的にこの本「血の歌」は、
森田童子の歌の背景を知りたかった僕には貴重な内容でした。

森田童子の歌が、これまで以上に更に深く突き刺さります。
激痛です。
この痛みは、大事なことだと思ってます。

以下、作中に出てきた事柄の個人的なメモです。

「血の歌」は短編小説なんで、フィクション部分もあると思います。
それを踏まえた上でも、充分にリアリティある内容に感じました。

その後、「兄弟」の方も読みまして。
なかにし礼氏の兄「中西正一」氏は、
生涯ガンガン借金作りまくって、踏み倒しまくって、逃げまくって、それで70幾つまで生きて亡くなられたという。

家族はその父に、振り回され続ける人生。

その次女が森田童子。

その事実を知ると、森田童子の歌がまたグッと深く刺さるわけでした。

なかにし礼氏の著書を…

ちょうど今日、子供と一緒に図書館いったんで、
なかにし礼「わが人生に悔いなし 時代の証言者として」を借りてきました。
なかにし礼 わが人生に
図書館、色々本もCDもあって素晴らしいです。
この年になって、改めて図書館の有意義さを理解しました。(完全にアラフィフ感)

「わが人生に悔いなし 時代の証言者として」の中には、
森田童子の実父「中西正一」さんの若い頃の写真もありました。(著者がなかにし礼)
なかにし礼 中西正一
時代を感じます。色々感慨深いです。

僕の父親も満州で生まれたとのこと。
祖父母が満州に行ってたんですね。
自分の父と叔母がクロスオーバーして、なんとも感慨深い内容でした。

なかにし礼 兄弟
例の「兄弟」の方も読みました。
戦後の時代背景と事業という理由で無茶していく様子が、かなりエグカッたです。
(僕の両親世代の周りを思い出すと、近い光景を思い出してリアリティを感じました。)

森田童子を聴いていきます。

というわけで、あんまり衝撃的だったので書きました。

生きてりゃ、色んなことが答え合わせできるもんですね。

森田童子を大好きだった友人は、今も元気だろうか。

夜行1

夜行2

夜行3

上記の動画は1980年「森田童子 黒色テント劇場 夜行」の開催までのドキュメント。東京12チャンネル(現テレビ東京)で放送された『青春の日本列島~森田童子 ラストワルツ~』だそうです。
(著作権の関係で削除されることがあります。)

森田童子が活動していた1980年代って、僕はガンガン子供だからなぁ。
時代の流れを感じます。

色んな事を改めて知って、
そうかぁ、と納得して、
で、自分のやるべきことをやっていく。

それの繰り返しが今のいる場所かな、と。

トレード中にも森田童子を聴いて自分を確認しています。
特に損切りトレード後に聴きます。

参照:FXトレードをしている時に聞く音楽BGMなど

そんな感じで、2022年も頑張っていきまっしょい!

「夜想忌 森田童子大全」が2022年4月1日に発売になるという…

書籍「夜想忌 森田童子大全」が2022年4月1日発売されるとのこと。

夜想忌 森田童子大全
森田童子ファンイベント主催者の方のツイッターアカウントで2022年1月15日に発表されました。

「夜想忌 森田童子大全」書誌情報

監修: JOJO広重、三上完太
関係者インタビュー: 石川鷹彦、谷山浩子、佐藤信、佐久間順平、竹田裕美子、千代正行、高橋研、松村慶子、麻生静子、市川義夫、島村満博
寄稿: 内田雄一郎、Grimm Grimm、佐井好子、見延典子、高橋伴明、野島伸司、桜井幸子、大森靖子、しーなちゃん(東京初期衝動)――ほか
論考: 笠井嗣夫、TAKU(青い旗の会)、JOJO広重ほか
資料: 本人自筆コラム、全ライブ履歴、ディスコグラフィー、バイオグラフィー
特別企画: 映画『夜想忌』原作小説=朱川湊人、コミカライズ=和田大樹

図版、写真: 未発表を含む、写真多数収載
付録CD: FM東京「サウンドアプローチ」より7曲を収録(1978年4月、目黒パイオニアスタジオにて)

<書誌情報>
タイトル:「夜想忌 森田童子大全」
監修:JOJO広重、三上完太
発行元: Pヴァイン/ele-king books
判型:A5
ページ数:368ページ(予定)
ISBN:978-4-910511-13-9
発売日:2022年4月1日(金)
価格:¥4,378(税込)(税抜:¥3,980)

参照:P-vineの詳細ページ

森田童子さんのご遺族から許諾を得て制作している本とのこと。

個人的には、
森田童子の歌がつくられた背景に興味がありまして。

それは存命の頃の森田童子の人柄、状況、経歴など。

そういった中で、
森田童子の歌ができていった背景が描写されていると意義深いなぁ、と思ってます。

そんな感じの内容の本であると、興味深いなぁと。
それは時にゴシップ的な内容でもあると思いますが。

参照:夜想忌・森田童子大全(本)内容と感想
(本が発売されて読んだら、感想書いてきます。)

なにはともあれ、うまくいってほしいもんです。

そんな感じですね!