昨日夜、思い立って映画館に行きました。
お目当ては「Fukushima50」です。
これですね。
東日本大震災を経験している日本人として、見ておきたいなと思ってました。
以下が予告編の動画です。
出演:佐藤浩市 渡辺謙 吉岡秀隆 緒形直人 火野正平 平田満 萩原聖人 吉岡里帆 斎藤工 富田靖子 佐野史郎 安田成美
監督:若松節朗『沈まぬ太陽』
脚本:前川洋一「軍師官兵衛」
音楽:岩代太郎『レッドクリフ』『ミュージアム』
原作:門田隆将「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)
で、近所にある映画館に自転車で行ってレイトショーでみました。
1400円。
この映画館はいつも空いてていいですね。
映画観終わって帰る時の館内。
誰もおらず、のんびりしています。
Fukushima50を見た感想
Fukushima50の映画自体は、とてもよく出来ててよかったです。
原発事故の時の現場の方が対応していく大変さ、深刻さ、伝わってきました。
やっぱり渡辺謙さんとかいいですよね。
シリアスな感じが迫力あるし。
で、やっぱり当時の…
東日本大震災の時の福島第一原発事故は、僕もリアルタイムで見てました。
まぁ、日本人ならみんなそうですよね。
自分が体験した東日本大震災の時と、比べながら見ていくわけです。
「ああ… あんなにもの凄い地震でこの世の終わりみたいな感じだったのに、映画だと地震自体はそんなに(そこまで)重く受け止めてないのかな?」
と、思いました。
東日本大震災が起こった時、僕は東京都杉並区の巨大な家電量販店内にいました。
お店は3階建てで、3階にいました。
店内フロアの商品がゴロゴロ揺れて、テレビとかガンガン倒れててどんどん崩壊…
東京杉並区の比較的大きな3階立て建物の3階でも、こんな感じでガンガンと…
目の前にいた女性の方は、
この世の終わりだみたいな顔で柱につかまっておられました。
揺れが落ち着いた後、そのお店の3階フロアは天井も落ちてきて崩壊したようです。
スマホニュースみたら、お台場の方で火事がヤバいことになってたのを覚えてます。
ガンガンガラスも落ちてきて割れまくってて危険でした。
東京でこれでしたから…
東京でもそんな状況だったので、
福島は(原発事故も津波被害も当然深刻ながら)地震自体の揺れも凄かっただろうとは思いました。
あと、
当時、自衛隊のヘリコプターで原発に上から水をかけたのが自分にとって衝撃的でした。
これ。
すげー!!自衛隊の方々、すげー!!!がんばれー!!
って感動したんですよね。当時。
そういうのを、福島第一原発の事故の対策室の見方とかがリアルで興味深かったわけです。
映画内で「ありがたいが… (気休め程度だな)」みたいなセリフがあった気がします。
そういうちょいちょい細かい発見、違和感もありましたが、
福島第一原発事故の当時の感じが迫力で伝わってくる感じでした。
当時の感じ。
本当に、もの凄いシリアスでヤバい事態が起こってた現実の日々でした。
ネットでは酷評されているようだが…
このFukushima50、インターネット上の情報とかでは一部酷評されているようです。
「歪曲されている」みたいな感じで。
以下、Fukushima50を正しく認識する為の記事リンクです。
- 映画『Fukushima 50』はなぜこんな「事実の加工」をしたのか?
- 元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】
- 検閲か?菅直人さんが映画「Fukushima 50」を事前に見せるよう要求して断られる→予告編では総理役が怒鳴り散らすシーン
当時の菅直人首相の感じは、確かに上記の記事の方がリアルに感じました。
あの東日本大震災のヤバい時期、「戦後最大の危機」とハッキリ会見した菅直人首相を覚えてます。
できることはなんとか尽くされてた感は僕には伝わってた気がします。
Fukushima50の映画みて、色々記事見て思うに。
東電の仕組みが良くなかったんだろうな、という感じでしょうか。
当時もそんな感じの印象を受けながらニュースを見てました。
原子力安全委員会委員長の発言とかヤバかったな…
当時のリアルタイムだと一国民だとわからなかった、知らなかったことが多数公開されたので、色々思うところありますね。
参照:東京電力福島原子力発電所事故調査委員会 wikipedia
で、
ほうほう、角川映画なんだな。
で、監督は「沈まぬ太陽」やってた若松節朗とのことで。
沈まぬ太陽は、日本航空(JAL)の社内的な問題などを描いた小説が原作の映画で、
こちらもJALに攻撃的な映画ということで問題になったわけです。
こちらも主演は渡辺謙さん。
色々かぶりますねー。
吉田昌郎所長の責任問題も描かれるべき、という意見に関して
以下の記事を発見しました。
吉田昌郎所長も福島第一原発の災害対策責任者だった、という内容ですね。
東日本大震災が起こる前に、煩わしい部分に目を瞑らずに災害対策やっておけばよかった、と言う話。
そりゃそうですね。
まぁ、いろんな事情、意見があると思いますが、
東電や政府は言い訳できる要素は一切ないわけで。
福島第一原発事故で大きな被害を被った周辺住民の方々が一番大変です。
原発推進した政府も東電も、猛省して対応していくしかないですね。
今はコロナウイルスでまた新たな局面が…
2020年3月現在、世界はコロナウイルス大感染パンデミックでヤバいことなってます。
福島第一原発事故の時と、なんか被るんですよね。
放射性物質とコロナウイルスと、種類は違うのですが。
2020年夏の東京オリンピックもどうなるか…
復興五輪とかいってFukushima50の映画内ではまとめてましたが、
なかなか思うようには行かない現実が大変ですよね…
あと、サッカー女子のなでしこジャパンだった丸山桂里奈さんが、福島第一原発で働いてた時期があるそうで。
以下の感じが、あったかくていいですね。
参照:丸山桂里奈、福島第一原発での勤務思い出し涙
空いてる映画館はいいですね。
そんな感じでした。
コメント
2021年3月12日にテレビでやってたんで、録画してもう一回見直しました。
2011年からだいぶ時間たって改めてみたんで、色んな角度から考え直させられましたね。
なんにせよ、
目の前の困難な状況に一生懸命前向きに立ち向かう姿勢は心を打たれました。
コロナ禍も、早く乗り越えていきたいもんですね。